「ま、無理しない程度にがんばれよ」
レアンはそう言って帰っていった。
再び1人になったジェイク。
駆除しても、また現れるタイプのモンスターとはいえ、依頼は依頼だ。
ジェイクは先日と同様にオーバーオール姿でヘルメットをかぶり、
風船2個をオーバーオールの紐に着け、飛び始めた。
今日も、苦戦しながらも、池の上を飛び回るモンスターを駆除し、
依頼者から報酬の話を聞き、帰途についたジェイクだったが------
「・・・後日また、同じモンスターが現れて駆除を依頼されるのかな・・・」
今回も追加でもらった『お茶の会社の商品券』を傍らに置きつつ、そんな事を考えていた。
翌日。
朝食にパンをかじっていたジェイクのところに、電話がかかってきた。
「はい、ジェイクの便利屋です」
電話の主は-----案の定、バロア池の依頼主であった。
「またモンスターが現れたんだ。駆除してくれないか」
ジェイクは二の返事で引き受けたものの、不安が出てきた。
-----もしかしたら、またパワーアップしてるんじゃないか、と。
そして今日もバロア池に来たジェイクだったが・・・
「確かに、少しながらもパワーアップしてるな・・・」
彼は、そうつぶやいた。
池の上を風船を着けて浮遊しているモンスター達は、昨日と比べると、少し動きが早くなっていた。
「それにしても、駆除してもまた現れるんだったら、駆除の意味ないのでは・・?
しかも駆除するたびにパワーアップするんだったら、一旦駆除を止めてみたらどうだろう」
一旦駆除を止めてみたら、モンスターのパワーアップを止められるかも・・・?
そんな考えがよぎったジェイクだったが、直後頭をブンブンと左右に振り、両手で頬をペシペシと軽くたたきはじめた。
「いかんいかん!依頼は依頼だ!モンスター駆除の依頼を引き受けたんだから、それに応じなくては!」
(前のページに戻る場合はブラウザで戻ってください)