ジェイクは今回もオーバーオール姿でヘルメットを着け、大きな風船を身体につけると、
両腕をバタつかせて空中に舞いはじめた。
ただ、退治するたびに強化されていくモンスター達の対応に疲れが出てきたのか、
ジェイクの頭上から、パーン!と派手な音がした。
彼が装着している風船は2つ。そのうちの1つが割られてしまったのだ。
途端に空中でのバランスが悪くなる。
「まずいな・・・一旦地上に戻って風船を作り直してくるか」
ジェイクは一旦、地上に戻るべく高度を下げた。
しかし、それが良くなかった。
地上に慎重に降りようとするあまり、上方に注意をしていなかったので、
それを突いた形で上空からモンスターが急降下してきて、
ジェイクの残りの風船を割ったのだ。
パーンと音がする。
反射的に「え!?」と声た出たジェイクだったが-----
「うわああああああ!」
彼の大声の直後、池から激しい落下音がした。
バシャーン!
ジェイクは一旦水面に浮き、陸に戻るために池の端に向かって泳ごうとしたが、
それを妨害する者がいた。
池に落下させたモンスターを食べてもらう、大きな魚であった。
この魚は食欲旺盛で、食べられるならモンスターでも人間でも関係ない。
大魚は派手な水しぶきをあげ、ジェイクを食べようと近づいてきた。
もちろんジェイクも陸へと逃げるのだが、
魚と人間だと、泳げる速度は明らかに違う。
また、大魚の水しぶきにより、ジェイクは思うように泳げなくなっている。
-----俺、ここで殉職するのか・・・!
『何でも引き受けるけど、法に触れる物は引き受けないぜ!』が、俺のモットーなのに!
このモットーは、自分を守る意味でもあったんだがな-----
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