「ところでさ、イサム」

マリオが言った。

「ああ、もちろん、オレも他のスマブラメンバーの救助に行くぜ」

張り切ってイサムが言ったのだが-----


マリオの言葉は、思わぬ物だった。

「あまり、張り切りすぎるなよ」

「・・・」

「もちろん他のメンバーを早く助けたいのは、俺も同じだけど」

「・・・」

「自分が熱くなり過ぎてるな、と気づいたら、一旦その場で座るといい」

「クールダウンの意味で?」

「そうそう」

「ああ、そうするよ。オレ、本当に熱くなりやすいからな・・・」



イサムが捕らわれていた森を出ると、いくつもの道が分かれている。

「俺は次は、こっち方面に進んで行こうと思っているんだ」

マリオが言った。

「オレは・・・」

イサムは迷った。

当然の事だろう。闇の世界に連れられてから結構な時間は経ってるが、

マリオが助けに来るまでは、気を失っていたのだから。

彼にとっては、初めての土地なのだ。


その時、

さわ・・・っと、

弱い風が吹いた。


「オレは・・・向こう方面に進んで行くよ。今の風が吹いて来た方向だ」

そう言ってイサムは、進む方向へ指さした。

「いいねえ。風に呼ばれた感じでさ」

「うん。その通りなんだ。他のスマブラメンバーも、どこに捕らわれているか、わからないから、

 迷っても仕方ないからね。もしかしたら、あの風が本当に呼んでるのかもしれないし」

「なるほど、そういう考えによる選択もありだな・・・」



やがてイサムとマリオは、各自、指さした方を向いて、歩き始めた。

まだ捕らわれているスマブラメンバーを救出すべく-----


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