バレンタインネタです。
ウチのHPは、カップリングは扱わないので、ラブラブな甘い物語は期待しないでください。
・・・・まあ、それ以前に、ウチの小説は暗い話かアホな話ばかりですけどね(爆)。
タイトルは「甘苦食」です。『かんくしょく』と読んでください。意味不明ですが(爆)
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ここはスマデラ選手寮。
バトルイベント開催期間中、選手達が寝泊りする施設だ。
日は2月上旬。
場所は寮の中の食堂奥の調理場である。
中では、ピーチ、ゼルダ、サムス、ナナ、プリン、の、女性メンバー達が、
カラフルなエプロンを身に付け、楽しそうにお菓子作りをしている。
2月上旬で、女性がお菓子作りをしている、といえば、みなさんは おわかりだろう。
バレンタインのチョコレート菓子を作ってるのだ。
今作っているチョコレート菓子は、あとでみんなで食べるのだ。もちろん男性メンバーも一緒に。
定番の、チョコを溶かして型に流して固める物をはじめ、ケーキやクッキー等も作っている。
和気あいあいの雰囲気の最中(さなか)、ナナが突然こう言った。
「私、チョコレートって大好きなんだけど・・・いい思い出は、ないんだあ・・・」
その言葉に、ほかのメンバーは黙ってしまったのだった。
静かになってしまい、ナナは「ごめんなさい!今の言葉気にしないでね!」と、あわてて謝った。
チョコレート。それは、世界中で好まれている代表的なお菓子である。
いろんな人が食べるので、その分いろんな事があって当然ではあるのだが。
猛吹雪の真っ只中。
登山で山頂に着くまでに寄る予定だった山小屋が見つからずにウロウロしている登山家2人。
荷物の中の食料は、1つを除いてすべてなくなっていた。
その1つとは、板チョコである。
チョコレートは、糖分・脂肪分を多く含むのでエネルギー補給に向いている。
また、保存食でもあり小さいので、登山の携帯食としてよく使われている。
1枚の板チョコを荷物入れから取り出し、2つに割り、チョコを食べ始める2人。
強い吹雪は、やみそうにない----
本業の登山を思い出しながら、ナナはチョコを溶かしていた。
“眠い・・・”
“寝ちゃだめだよ!”
「チョコ加熱しすぎよ!」
サムスのその言葉に、ナナは我にかえった。
「あっ・・・・!」
あわてて湯せんからチョコを溶かしている器を外す。
チョコを溶かすときは、加熱しすぎると冷え固まる時に色が悪くなってしまうのだ。
「ねえナナ。クッキーの方の作業をお願いできるかしら?」
ゼルダがそう言うと、ナナは「・・・・うん。」と言ってオーブン前に移動した。
お菓子も出来上がり、女性メンバー達は、食堂を飾り付けていた。
女性メンバーの手作りお菓子でバレンタインパーティーをするのだ。
バレンタインにパーティーというのは変な話ではあるが、
実はパーティーという名目で、盛り上がりたいだけである。
深夜に大人メンバーが、お酒を飲んで盛り上がるといという事はよくあるが、
時間問わずに子供メンバーと大人メンバーが一緒に盛り上がるというのは、めったにない。
みんなで盛り上がりたいという気持ちは子供メンバーも大人メンバーも同じなのだ。
女性メンバーの呼びかけにより、男性メンバーが食堂に入ってきた。
テーブルに盛り付けてるチョコ菓子を見て、
「お、うまそうだな」と言ったり、
「チョコ好き♪」と言ったりしてる男性メンバーがいる最中(さなか)---
「誰かの誕生日だっけ?」
なんて言う者がいた。
「誰よ、そんな大ボケ言う人は」
ピーチが睨んだ。大ボケを言ったのはマルスだった。
「バレンタインよ。見て、チョコ菓子がいっぱいでしょ」
あわててナナがフォローする。
「ああ、そうだったね。バレンタインだって事、すっかり忘れてたよ」
苦笑しながらマルスが答えた。
実際、既婚男性はバレンタインを忘れてる事が多いのだが(追加説明:マルスは既婚者です)
メンバー全員が席に着き、パーティーが始まった。・・・といっても、
手作りお菓子を食べながら雑談をする、といった地味な物だが。
パーティーの最中、メンバーの数名は、赤い顔をしていた。
照れているのではない。アルコール入りのお菓子もいくつか作ってあるのだ。
「なんだかいい気持ち~♪」
ほおを赤らめながら、ポポが言った。
「あーっ!アルコール入りの方を食べてたのね!アルコールなしの子供メンバー用と
盛り付けを分けてたのに!」
ナナが驚いて言った。
「まあまあ、かたい事いわずに~♪それにしてもさ~ナナ~~」
鼻歌交じりでポポが言った。完全に酔っているようだ。
「何よ」
「このお菓子ってさ〜雪山登山の持ち物に適してるよね~~~」
「?」
「チョコレート菓子だし~~~アルコール入ってて~~~」
「・・・」
酔ってるポポと、返答に困ってるナナの話を聞き、突然ピーチが「あーーっ!!」と言った。
「・・・な・・・何・・・?」
ゼルダが驚く。
「そうだったのかあ!」
「な・・・何が・・・?」
「ほら、お菓子作ってるときに、ナナが言ってたじゃない!チョコは好きだけど、いい思い出がないって」
「そういえば、言ってたわねえ」
「登山にチョコってたいていは持っていくよねえ。それじゃない?」
「そうだよぉ~~」
酔ったポポが代わりに(?)答えた。
「チョコは登山の携帯食~~脂肪と糖分がたくさん含まれてるからね。
食料が底をついても板チョコがあれば数日もつんだよ~~。あと、アルコールは体を温めるし〜〜」
「もう、ポポったら!」
ナナが止めようとする。
「普段おやつとして食べる以外は、登山中のそういった状況でしか食べないんだよね?
だからナナは“チョコは好きだけど、いい思い出がない”って言ってたんじゃない?」
ピーチが聞いた。ナナは少し黙っていたものの「・・・・うん」と答えた。
「そうだったのね。知らなかったわ。」
「・・・ああ、ごめんなさいね。ポポ酔っ払ってるから部屋に連れて行くわ・・・」
ナナは、酔って陽気になっているポポを担ぎ上げ、食堂を出て行った。
世界で好まれているお菓子、チョコレート。
栄養面でも豊富で美味しい物なので、単に し好品としてではなく、いろいろな場所で使われている物である。
しばらくして食堂に、ナナが1人で戻ってきた。
ナナが椅子に着いた直後にサムスが「今思ったんだけどね、」と言った。
「どうしてバレンタイン、イコール、チョコレートなのかしら」
「・・・さあ・・・」
「どうしてだろうねえ」
「愛の告白するときのプレゼントは、別にチョコレートじゃなくてもいいと思うんだけどねぇ」
そのサムスの素朴な疑問に答えられた者は、メンバーの中にはいなかった。
(諸説ありますが日本の場合、1936~1960年代にお菓子メーカーが「バレンタインにチョコレートを」と宣伝したのがきっかけだそうです)
さて、ポポが酔った事以外は無事に終わったバレンタインパーティーではあったが・・・・・。
翌日。
女性メンバー全員が、男性メンバーたちにこう言った。
「来月期待してるわね~~3倍返しよ~~」と。
もちろん、期待してると言ってるのはホワイトデーのことである。
その言葉に苦笑する、男性メンバー達であったが・・・
そのうちの3人が、「おお、期待していろよ♪3倍返しだな」と答えたのだった。
「・・・・え?」
思いもがけない反応だった。
『期待していてね』という返事が来るとは思わなかったのだ。ましてや3倍返しだという事も。
その3人とは、クッキー工場での仕事経験者のヨッシーとマリオ(FC、SFC 「ヨッシーのクッキー」)、
そしてレストラン調理場の仕事経験者のMr.ゲーム&ウォッチ(シェフ原作)だった。
「お~期待してね~~。3倍返しだな~~。昨日、ご馳走してくれたお菓子の3倍の量を、俺たちが来月作るからね~~」
その言葉に女性メンバー達は苦笑しながら、
「別に高い物を期待したわけじゃないのよ・・・でも、そう来るとは思わなかったわ」
と、言ったのだった・・・・。
<おわり>
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バレンタインネタです。
・・・・結構あほな内容でしたね(爆)
ウチのHPはカップリングを扱わないので、バレンタインネタは、この程度ぐらいです・・・(^◇^;)
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