キリ番特権小説第4号です。
キリ番4444を踏んだアイラン(現:蓮咲ジュナ)さんのリクエストです。
リクエスト者主人公第一弾です。
タイトルは「騒ぎ」です
(この小説の文章は、一般型と会話型が混在しています)
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それは、数日前の話でした。
とある国に住む少女、アイランは、自分の家に来た郵便物を見て、大声で言った。
「当たったーーーーーー!!!」
先日出した、懸賞に当選し、その賞品が届いたのだ。
その賞品とは・・・・『スマッシュブラザーズデラックス乱闘イベント観戦チケット』だ。
数日後。
観戦チケットを持って、乱闘イベント会場にアイランは向かった。
「入場者の方は、荷物検査ご協力をおねがいします」
乱闘イベント会場の、観客入り口には、たくさんのガードマンがいて、荷物チェックをしていた。
手荷物がないアイランは、すんなりと中に入ることができた。
今日の乱闘の日程は・・・・
第一試合、ネス VS フォックス
第二試合、カービィ VS キャプテン・ファルコン
第三試合、ロイ VS Dr.マリオ
第4試合、ヨッシー VS マルス
の、4試合だった。
第二試合まで終了し、第3試合が始まった。
『ロイ VS Dr.マリオ! READY GO!』
アナウンスが流れた。
「きゃあああ♪ロイーっ!」
アイランが声援を送った。
ロイVS Dr.マリオの対戦が、すっかり盛り上がってるその時・・・・
ジリリリリリリリリリリ!!
バトルステージ袖から非常ベルの音がした。
観客がザワザワし始める。
しばらくして、アナウンスが流れた。
「観客のみなさん、および、選手に連絡いたします。バトルステージ袖で、火災が発生しました」
観客席全体が大騒ぎになった。
「みなさん、落ち着いて出口から出てください」
しかし、観客の中には「乱闘は最後まで見てないんだぞ!チケット代返してくれよ!」と言う者がいた・・・・。
乱闘イベントスタッフと、選手が観客の誘導を始めた。
選手もイベント会場ではスタッフと同じなのだ。
アイランも、脱出をはかろうと出口に向かった。
どんっ!!
ほかの観客にぶつかり、アイランは転倒した。
「きゃああ!」
混雑の中、足場が悪いというこいともあり、アイランは今の転倒が原因で足をくじいてしまった。
「いたた・・・」
ぶつかった人は、お構いなしに出口に向かった。ほかの観客も、われ先にと出口へ向かう。
「は・・・早く逃げなくちゃ・・・」
しかし、今のケガで、立つこともできなかった。
「いたたた・・・・」
観客席は、すっかりいなくなっていた・・・・アイランを除いては。
バトルステージからは選手が、逃げ遅れがいないか呼びかけたり、観客席に降りて走って見回ったりした。
「残ってる観客は、いないですかー?」
観客席の椅子の間をぬって、リンクが走って見回ってる。
「残ってる人がいたら、返事してください〜」
カービィが観客席の上空を、ホバリングしながら確認する。
同じくロイも観客席に残ってる人がいないか見回って確認して回り、突然足を止め「・・・・・あ。」と言った。
足をくじいて動けなくなっているアイランを発見したのだ。
「ケガ人発見!」
ロイがバトルステージにいるほかの選手たちに言った。
「担架出した方がいいかー?」ステージにいるDr.マリオが聞いた。
「担架出すの、ちょっと待ってー」
ロイ「足ケガしたの?」
アイラン「・・・うん」
ロイ「大丈夫?立てそう?」
アイラン「ごめんなさい、立てないみたい・・・」
Dr.マリオ「(ステージから呼びかけ)どうだ?担架要るか?」
ロイ「(Dr.マリオに向かって)これだったら、担架出さなくてもいいよー」
アイラン「ええっ!?」
ロイ「担架なんかなくても、僕が運ぶよ」
アイラン「?」
ロイ「痛かったら言ってね」
そう言ってロイは、アイランを横向きに抱きかかえた。
アイラン「(小声で)こ・・・これって・・・」
そう、いわゆる“お姫様抱っこ”である。
ロイ「このまま医務室に運ぶよ」
場所は変わって医務室。
診察台にアイランを乗せると、ロイは横の椅子に座った。
ロイ「ちょっと待ってね。すぐにドクターが来るから」
アイラン「・・・・ありがとう。」
直後、Dr.マリオが医務室に入ってきた。
Dr.マリオ「ケガは、どういった感じかな?」
アイラン「えーっと、避難中、転倒して足をくじいたみたいです。」
Dr.マリオ「お名前は?」
アイラン「アイランです」
Dr.マリオ「(足の状態を見ながら)念のため、レントゲン撮りますね・・・一応確認しますがレントゲンしても問題ないですね?」
アイラン「問題ないです」
Dr.マリオ「了解。(ロイの方を向き)・・・・ところでロイ。頼みがあるんだけど」
ロイ「なんだい?」
Dr.マリオ「アイランさんをレントゲン室に運んでくれ」
ロイ「了解♪」
ひょい、といった感じでロイはアイランを持ち上げた。今度も横向きで抱きかかえる。
きゃー♪ロイに2回も、お姫様抱っこしてもらえるなんて・・・・と、興奮状態のアイランだった。
しかし、2回だけじゃなかった。レントゲンを採り終えると今度はレントゲン室→診察室で再びロイに抱きかかえてもらった。
Dr.マリオ「(レントゲンの撮影映像を見て)骨は折れてませんね」
アイラン「よかったあ」
Dr.マリオ「(手早く膏薬と包帯を巻きながら)帰りはどうしますか?お家の人に迎えに来てもらうか、タクシー等を呼ぶとか」
アイラン「今日は家族は出かけていて迎えに来てもらえないので、タクシーを呼んでください」
Dr.マリオ「了解」
しばらくして、医務室にフォックスが入ってきた。
フォックス「ドクター!タクシー来たぞ!」
Dr.マリオ「やっと来たか。・・・・フォックス、頼みがあるんだけど」
フォックス「なんだい?」
Dr.マリオ「タクシーまで、この子を運んでくれないか」
フォックス「いいぜ」
フォックスはそう言うと、アイランを運び始めた。今度はお姫様抱っこではなく、背負った状態だ。
フォックスの尻尾がアイランの頬に触れた。
アイラン「(小声で)うわあ・・・フォックスの尻尾って、ふかふかだね・・・・」
フォックスにタクシーまで運んでもらったアイランは無事に家に着く事ができた。
翌日。
新聞を記事を見て、アイランは驚いた。
『スマデライベント会場で、非難騒ぎ。昨日、スマデライベント会場で、
防災装置が作動し観客が非難する騒ぎが起き、観客1名が軽傷を負った。
調べによると、防災装置が作動した原因は、スタッフが禁煙場所で隠れて吸っていたタバコの煙で、
火災は起きていなかった』
昨日のあの騒ぎは、スタッフのタバコだったのぉ!?
はあ・・・・
アイランはため息をついた。
・・・でも。そのスタッフがこっそりタバコを吸って防災装置を作動させたことによって、私はケガをしてロイやフォックスに
抱きかかえてもらえたんだから・・・これって、私には災い転じて福となすってやつかも?
ちょっと複雑な気分だわ・・・
アイランは苦笑しながら、新聞をたたみ始めた。
<おわり>
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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
今回は、観客が主人公でした。
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