カウンタ19000を踏んだ線香花火さんへの小説です。

スマデラ小説、15作目です。その中でリクエスト者主人公は6作目です。

もうそんなになるのか・・・(・・;)

リクエストは共演キャラはルイージとヨッシーですが、ちょっとルイージ寄りかも(汗)

リクエスト者の出番少ないです。すみません(汗)


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『ルイージVSヨッシー! LEADY GO!』

アナウンスが流れた。ここはスマデラバトルイベント会場。

バトルが始まるとともに、観客の声援が大きくなる。

ワーーーーー!!

「きゃーーーーっ!!」

そこに、一際大きく、それでいて黄色い声が飛んだ。女性客の声援である。

声援の主の名前は線香花火といった。

バトルステージでは、ルイージとヨッシーがぶつかり合う。

緑VS緑なので目にやさしそうな戦いだ(そんなワケないだろ・・・)。

「ヨッシー♪」

ヨッシーは、舌を伸ばしてルイージを捕らえ、そのまま自分の口に放り込んで飲み込んだ。

そして卵にして産み出し(卵産み技)、その卵を攻撃した。この中にルイージが入っているのだ。

ぱりっ!

なんとか卵から脱出したルイージが反撃に出た。彼は両手を挙げ仁王立ちになり、直後しゃがんだ。

そして空中で横向きになってヨッシーに向かって飛んで行く(ルイージロケット)。

「ヨッシー♪」

ヨッシーはシールドでガードしながらそのルイージの攻撃を受け止めた。

直後、ダッシュして頭から突っ込んでいった(スマッシュ頭突き)。

その頭突き攻撃をまともに受け、ルイージは観客席の方向に吹っ飛ばされていった(吹っ飛ばされた=敗戦)。

バトル中は普段、観客席とバトルフィールドの間に、透明なバリアがバトル中には張られている。これは、吹っ飛ばされた選手が、

観客と激突しないためである。もちろんこのバリアは、吹っ飛ばされた選手がケガしないために柔らかい物なのだが---

「うわあ!」

客席の方向に吹っ飛ばされたルイージが叫んだ。しかしその声は吹っ飛ばされた衝撃による物ではなかった。

「わあああ!バリアがないっ!」

客席係員がバリアを張り忘れたようだ。

いつもなら客席前でバリアに当たるはずが、何も当たらずにそのまま観客席に突っ込む形になった。

---直後・・・・

鈍い音と同時に、ルイージの身体は客席の一人に激突した。

「おい!大丈夫か!」

「担架だ担架!」

「おい!担架は1台じゃねえ、2台だ!」

激突された側の観客と、ルイージはこの衝撃で気を失い、医務室に運ばれた。


場所は変わって医務室。

「・・・・それにしても・・・」

医務室のイスに、Dr.マリオがイライラした様子で座っていた。

「客席係は何やってたんだよ!客席前のバリア張り忘れるなんて!

 当たったのがルイージだったから軽症で済みそうだけど、これがクッパとかドンキーとかの

 重量タイプだったらどうするつもりなんだ」

「まあまあ・・・」と、看護師ピーチがなだめた。

「当たった側の観客の名前がわかる物ないのか?」

「あったわよ。持ってた鞄の中に生徒手帳が。名前は線香花火だって・・・・」

「ふむ・・・生徒手帳所持って事は、学生か・・・」

Dr.マリオがカルテに名前を書き始めた。

さらに生徒手帳に書いてある連絡先等もカルテに書いていく。

「ふむ・・・」

「同行者は いないみたい・・・・」

「一人で来たのか?」

「どうも そうらしいわ」

医務室にはベッドが並んであり、そのうち2つに横たわっている人がいる。

言うまでもなくルイージと、激突された観客の線香花火だ。

・・・ばさっ・・・

ベッドのひとつから音がした。そして寝てた者が起き上がる。

「・・・・」

「気がついたか?」

Dr.マリオが話しかけた。起き上がったのはルイージだった。

「・・・・?」

「頭を強く打ったからなあ・・・とはいえ、バトルや冒険で打撃慣れしてるから、ルイージは大丈夫だろうけど・・・」

「・・・そうだ・・・吹っ飛ばされて、観客とぶつかったっけ・・・?」

まだはっきりしない頭の最中、ルイージが言った。

「そうだよ。客席係が客席前にバリアを張るのを忘れたようなんだよ」

がさがさっ・・・

ルイージがベッドから降りた。そしてベッド脇においてある靴を履きはじめた。

「おい!どこ行くんだよ!」

Dr.マリオがあわてて聞く。

「どこって、トイレだよ」

「ああそうか・・・いってらっしゃい・・・」

冷や汗をかきながら、Dr.マリオはルイージを見送った。

「どうしたと思ったの?」

「いや・・・その係員に今すぐに話をつけに行くのかと思ったよ・・・」


ルルルルル・・・!

医務室の電話が鳴り、Dr.マリオが出た。

「・・・観客席でケガ人?・・・・了解!すぐ行く!」

観客席でケガ人が出たようだ。その電話連絡を受けたDr.マリオと看護師ピーチの2人は、

救急箱を持って観客席に向かった。


がらがらがらっ!

医務室の引き戸の音が響いた。ルイージが戻ってきたのだ。

医務室の中が、気を失ったままの線香花火以外、不在だったのを見て、

「兄さんとピーチがいないって事は、バトル会場でケガ人がでたのかな・・・」と、つぶやいた。

がらがらっ!

さらに医務室の引き戸を開ける音がした。

「ヨッシー♪」

入ってきたのはヨッシーだった。彼はルイージに「当たった観客の様子はどうだい?」と聞いた。

「それが・・・まだ気を失ったままなんだ・・・」


「・・・・ん・・・」

ベッドで横になっていた線香花火が、意識を取り戻したようだ。

「あ。気がついた」

その様子を見たルイージが言った。

直後----

がらがらがらっ!と、乱暴に医務室のドアを開ける音がした。

「誰?」

と言いながら、ドアの方に振り向いた彼らの目の前に現れたのは、客席係員だった。

言うまでもなく、客席前にバリアを張るはずだったのを張り忘れてた係員である。

若い(少なくともルイージから見て)、男性だった。

(追加説明:ルイージの年齢も、双子の兄のマリオと同様に『26歳前後ぐらい』です)

つかつかと、客席係員は、線香花火の方に歩いていった。

「よかった・・・無事だったんだ・・・」

しかし、意識を取り戻したばかりの線香花火には、何もわかっていなかった。

「・・・・」

しかし、線香花火がそんな状況だと言う事は知らずに客席係員は頭を下げ、

「すみませんでした!今回、選手と激突したのは俺のせいです!俺がバリアを張り忘れなければ・・・」

と、言った。

しかし、さっきまで意識を失ってた線香花火は、何がなんだかわからなかった為、何の反応もしなかった。

「・・・・・?」

「どうか、ご勘弁を・・・・」

さらに頭を下げる客席係員。しかし、さっきの説明したとおり、激突された側の線香花火は、何がなんだかわかっていなかった。

「・・・・・・・・・・」

「どうか、ご勘弁を・・・」

「・・・・・・?」


頭を下げ続ける客席係員。

一方、意識を失っている間のことは何もわからない(というか、それが普通なのだが)線香花火。

客席係員は、線香花火の無反応を、自分の失敗を許さない状態だと思い込んだようだ。

「この小娘!人が頭を下げてたら調子に乗りやがって!!」

ばっ、と、客席係員は、右手を挙げ拳(こぶし)を握った。

そして自分許さない(と思い込んでいる)線香花火を殴ろうとした。

いうまでもなく逆切れである。

ばっ!

とっさにルイージが、線香花火をかばった。

直後----

鈍い、それでいて大きな殴打音がした。

彼が殴ったのは線香花火ではなく、彼女をかばったルイージの後頭部だった。

「おい!なんでそいつをかばったんだよ!」

客席係員に殴られてクラクラする頭を右手で抱え、ルイージは答えた。

「当たり前だろ・・・。意識を失った後ってのは、自分への状況がわからなくて同然なんだから」

「だから、こうやって謝って---」

「謝って済む問題だと思うか?」

「だから、こうやって謝罪をして------・・・・それに第一・・・・」

「第一、何だ?」

「人間ってのは、失敗があって当然だろ?」

「確かにそうだが・・・・」

「だから、そういう失敗を寛容してこそ人間じゃないのか?」

「・・・・」

「だから、俺の失敗も、謝罪によって許してくれるだろ?」

「それは違うぞ!・・・それに第一・・・普通なら、自分の失敗に対して『人は失敗があって当たり前』とは言わんだろう?」

反論するルイージだったが、その反応に客席係員は、さらに逆切れした。

「こ・・・こいつ・・・・人気が出たと思っていい気になりやがって・・・・・・・」

そう言って、彼はルイージの胸倉に掴みかかった。

「僕は人気はない・・・・どうせ兄さんのオマケだよ・・・」

ルイージ本人は、自分に人気があるという事の自覚はないようだ。

「なんだと、この緑野郎・・・・!人の失敗を、鬼の首を取ったようにしやがって!」

さらにルイージを締め上げる力を強くする客席係員。

「・・・離せ・・・」

「放さん・・・・」

「離・・・・・・・・せ・・・・・・・・・お・・・・・・・い・・・」

客席係員に胸倉を掴みあげられて同時に首を締め上げられている状態になっているため、

意識を失いかけているルイージだった。

・・・まずい・・・このままでは・・・・

なんとか応対しようかと思った線香花火だが、まだ彼女の頭の中はクラクラしている状態なので、

どうする事もできなかった。

その時-----

「ヨッシー!」

ルイージの横にいたヨッシーが、客席係員の背後に近づいた。

そして、ルイージの胸倉を掴みかかっている客席係員の背後に近づき----

コチョコチョコチョコチョ!

背後から両脇をくすぐりはじめた。

「う・・・ひゃひゃひゃひゃ!」

客席係員は、その“くすぐり攻撃”に耐え兼ね、掴んでいたルイージの胸倉が掴み続けられない状態になった。

「ひゃひゃひゃひゃ!」

そして、笑いながら彼は、手を離した。

その客席係員の状態のスキを突き-----

ルイージとヨッシーの2人は、客席係員を捕まえることができたのだった。


「離せ、離せ、おらぁ!!!」

「離さん!」

「離せ!」

客席係員は、ルイージとヨッシーに掴まれながらも暴れていた。

「しょーがないなー」

とヨッシーは、掴んでいる手を離すと、客席係員に向かって舌を伸ばした。

舌で客席係員を捕らえ、そのまま自分の口の中に素早く放り込み----卵を産み出した。

卵産み技で、客席係員を卵に閉じ込めたのだ。

「こらー!出せーっ!!」

卵の内側から叩く音と怒鳴り声がする。

「しばらくこの中で反省しろよな・・・」

ポンポンと卵を軽く叩きながらヨッシーが言った。


夕方。

「どうもありがとうございました」

と、線香花火が言った。

医務室で休んでいた彼女は すっかり元気になったのだった。

また検査の結果、激突の際のケガも、心配はいらない物だという結果が出た。

「帰りはどうするの?タクシーでも呼ぼうかな?」

Dr.マリオが聞いた。

「えーっと・・・」

返事に迷っている線香花火に、ヨッシーが

「タクシー呼ぶ必要ないよ」と言った。

「?」

「僕が送りますよ。あ、ルイージも一緒についてきてね」

そのヨッシーの言葉にルイージが

「そうだな、タクシー呼ばなくてもヨッシーに乗せて送る、って方法があったな。

 それに今回は僕とヨッシーのバトルの時に起きたトラブルでもあったんだからな」と答えた。

「じゃあ頼むぞ。しっかり送ってくれよ」

Dr.マリオのその言葉を背に、線香花火とルイージとヨッシーは、医務室を出た。


バトルイベント会場前。その場所に線香花火とルイージとヨッシーの3人はいた。

「まず、線香花火さんがヨッシーの背に乗って・・・」

と、ルイージが説明を始める。

「え・・・っ?えーっと・・・」

しかし、動物の背に乗る、と言う事をした事ない線香花火はヨッシーの背中の鞍(くら)に両手を置きながら戸惑っていた。

「まあ普通は、動物の背中に乗るって事はあまりないものですからね。戸惑って当然ですよ」

ヨッシーが戸惑う様子の線香花火を見て言った。

「そうだったな。すまんな。それなら・・・・ちょっと失礼・・・よーいしょっと・・・・」

線香花火の身体が宙に浮いた。・・・・いや、ルイージが持ち上げたのだ。

それは遊技場で子供に乗り物に乗せるために父親が子供の身体を持ち上げる時のようだった。

ばさっ・・・・

線香花火をヨッシーの背中に乗せ、続いて真後ろにルイージも乗った。2人乗りである。

「行くよー。しっかり掴まってねー」

ヨッシーはそう言い、走り出した。

「うわあっ、揺れるぅ!」

線香花火が叫んだ。

「ほら、しっかり掴まって」

ルイージが線香花火の背後から言った。


「出せーっ!!出せーっ!!ほったらかしかよ、あの緑野郎!」

医務室には、今でもヨッシーの卵に閉じ込められたままの客席係員がいた。

卵の横にはDr.マリオと看護師ピーチがいるのだが、2人とも卵には手を出さなかった。

引き続き、反省するまで卵に閉じ込めた状態にしているのである。

「やれやれ・・・・まだしばらく卵に閉じ込めたままにした方がいいようだな・・・」

Dr.マリオが客席係員の態度を見てつぶやいた。


<おわり>


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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

なんか最近、自分の書く(というか打つ)文章が変わったような気がします。

具体的には説明できませんが、なんとなく・・・。

ところでリクエストでルイージの指定が来て、やっぱりルイージは密かな人気者なんだなーと思いました。

(密かな、って・・・(^^;))


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