スマデラ小説、第・・・・何弾目だっけ?(作者が言うなよ・・・)

カウント6000を踏んだTIKALさんへのプレゼントです。

主人公はルイージです。

タイトルは『依頼』です

(この小説の文章は、一般型と会話型が混在しています)


【舞台設定説明】

舞台はスマデラのバトルステージに隣接する「選手寮」。

ここにスマデラのメンバーが、乱闘イベント期間中、住んでいます。

寮には、各選手が寝泊りする部屋のほかに、バス・トイレ・食堂・医務室等、完備してあります。

尚、医務室はDr.マリオの部屋も兼ねています。

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ここはスマデラ選手寮。戦闘イベント期間中は、ここで選手が寝泊りしている。

「ただいまー」

緑色の服装のヒゲ男が言った。彼の名はルイージ。本業は配管工で、兄のマリオと一緒に仕事をしている。

今日はバトルイベントはオフ(休み)の日だ。休みの日は、各選手は休んだり、買い物に出かけたり、

バイト等に出かけたりしている。

ルイージは今日は、どうしてたかというと、配管の修理の仕事に出かけていた。

普段は兄と一緒に配管修理の仕事に行くのだが、今日は依頼が思ったより多かったので、手分けして現場に行ってたのだった。


「よいしょっと・・・」

選手寮の食堂のイスに座り、ルイージは お茶を すすっていた。

それにしても、家庭用の水道管やバルブって、普段から手入れしない家って多いなあ・・・

今日の仕事を思い出しながら、そう考えていた。

そこに、「お茶のおかわりどう?」と、背後から声がした。

「はい?」

と言いながら、ルイージは振り返った。そこにいたのは、選手寮の賄い婦(まかないふ:食堂で食事を作る係員)のレイカ(オリキャラです)だった。

ルイージは、「あ、はい。いただきます」と言って、手に持ってた湯のみを差し出した。それを受け取りレイカがキッチンに向かっていく。

しばらくしてレイカが戻ってきた。

「はい、どうぞ」。レイカが新たに お茶を入れた湯のみを差し出した。ルイージは、「あ、いただきます」と言って受け取って飲み始める。

一口のんで、ルイージは「あ。」といって動きを止めた。

ルイージ「これ・・・玉露(ぎょくろ:高級日本茶)じゃないですか」

レイカ「よくわかったわね」

ルイージ「来客用のお茶ですよ。選手に出しちゃっていいんですか?・・・飲みますけどね」

レイカ「うふふ・・・」

ルイージ「・・・・・・何ですか?」

レイカ「実はお願いがあってね・・・」

レイカはルイージに顔を近づけて小声で話し始めた。

レイカ「あなたなら引き受けてくれると思ってね・・・」

ルイージ「何ですか?僕にしかできないことですか?」

レイカ「そうよ、あなたしか頼めない事なの・・・。数ヶ月前、あなたは 大きな屋敷の お化け駆除したわよね」

ルイージ「・・・・はっ・・・・?ああ、確かに、懸賞で豪邸が当たったと思って現地に行ったら、お化けの罠だったって事がありましたよ」

レイカ「その、お化け駆除の経験を見込んで、お願いがあるの」

ルイージ「ちょっ・・・ちょっと待ってください。あの時は、オヤ・マー博士から お化け駆除道具(オバキュームとゲームボーイホラー)を借りて、

     それを使って駆除したんですよ。今、同様のお化けが来たら僕には勝ち目はないですよ」

レイカ「同様のオバケとは限らないじゃないの」

ルイージ「確かにそうですけどね。・・・その・・・オバケはどこに出るんですか?」

レイカ「どこだと思う?」

ルイージ「わかりませんよ。もったいぶらずに言って下さい」

レイカ「選手寮の、食堂なの」

ルイージ「は・・・?」

レイカ「出るのは深夜2時ごろかなあ・・・髪が肩ぐらいまでの長さで、白くて ふわふわしたような感じで、

     ちょっと大柄な・・・多分女性だと思うの」

ルイージ「あの・・・泥棒とか侵入者の可能性があるのでは・・・?」

レイカ「泥棒だったとしても、どうして食堂に行く必要があるのよ」

ルイージ「それもそうですねぇ・・・・」

レイカ「・・・だから、あなたに駆除してもらいたいのよ」

ルイージ「うーん・・・」

レイカ「お・ね・が・い・・・」

ルイージ「うーん・・・やってみますけど、駆除できないかもしれませんよ」

レイカ「ありがとう!お願いするわね!」


引き受けたものの・・・どうしようかなあ・・・・。

ルイージは自分の部屋に戻って考えていた。

部屋の中心にある机に座り、レポート用紙に鉛筆を滑らせ、図やお化け駆除の作戦等を書いてみたりしている。

・・・・対応する武器がないのに、お化けに立ち向かうのは自滅に近いぞ。しかし、かといって、何もしないのもなあ・・・。

しばらく考え、ルイージは寮の電話室に向かった。ここの寮は各部屋には電話がなく、公衆電話が数台、廊下にあるだけなのだ。

電話でオヤ・マー博士に連絡を取ってみるつもりなだった。

『はい、オヤ・マーじゃ。ただいまお化けの研究の為、しばらく旅に出るぞい。御用の方はメッセージをいれてくれぃ』

「留守電かあ・・・」

がしゃっ・・・・ぴーぴーぴー

テレホンカードが出てくる電子音が、廊下にしばらく響き渡った。


その日の夕食時間。

選手全員が、各自食堂で夕食を食べていた。

ここ、選手寮の食堂は、バイキング形式になっていて、各自必要な分だけ取るようになっている。

ルイージは自分の分を皿に取ると、テーブルについた。

「・・・・・ん。」

彼の視線が、ある選手に釘付けになった。視線の先は、サムスだった。

「サムス~。それだけで足りるのかい?」

ルイージが言った。というのも。サムスの皿には小さなパンと、サラダとカップ入りヨーグルトだけなのだ。

「あは・・・ちょっとね・・・」

サムスが苦笑いをする。

「ふむ・・・ダイエットかあ・・・・。しかし気持ちはわかるが、単に食事を減らしただけでは不健康なやせ方をするぞ」

「わかってはいるんだけどねぇ・・・」

サムスはそう言って食べ終えると「ごちそーさまっ♪」と言って皿をキッチンに出し、食堂を出た。


「スターロッド、ファイアーフラワー、フリーザー、ビームソード・・・・これだけあれば、いいかな」

時間は夜の12時半。ルイージは、お化け退治の支度を始めていた。

アイテムは、レイカがアイテムを管理している係員に事情を説明して頼んで借りてきたものだった。そのアイテム達を

リュックに詰め、食堂に向かった。


ガチャ。食堂のドアを開ける。中は誰もいなかった。

たまに、大人のメンバー達が酒盛りをしてるともあるが、今日は誰もいなかった。

ルイージは室内灯をつけ、リュックからアイテムを取り出した。そしてテーブルの上にアイテム並べると、室内灯を消した。

お化けは明かりを嫌うので、照明は一切点けずに わざと暗くしておくのだ。

スターロッドを手に、じっと暗闇でお化けの出現を待つ。


どれぐらい待っただろうか。暗闇で待っているということもあり、眠ってしまいそうになった。

ガタン!

物音でルイージは目が覚めた。何かいるぞ!

暗くてわかりにくいが、白くてふわふわしていて・・・女性らしい感じで・・・・

これが、レイカさんの言っていた、お化けなのか?

スターロッドを片手に、“お化け”のいる方向に向かう。

“お化け”は、キッチンに向かった。

「キッチンに、何しに行くんだろう?」

ルイージも後を追う。

“お化け”はキッチンで立ち止まると、何か物色し始めた。

「なんだあ?メシ食いに来たのか?・・・・お化けってメシ食うのか?・・・いや、屋敷のお化け駆除の時も、

 食堂で食ってばっかりのお化けがいたなあ(屋敷の食堂でチャーハン食べ続けていたお化け、ター・ハンの事です)」

あ。観察してる場合じゃないぞ。明かりを点けなくちゃ。

手探りで明かりのスイッチを探し、スイッチをつけた。ぱっとキッチンが明るくなる。

「きゃああっ」

“お化け”が声を上げた。

その“お化け”の正体とは------

サムスだった。


ルイージ「どうしてこんな時間にキッチンに?」

サムス「お腹すいちゃって・・・」

ルイージ「夕食をちょっとしか食べなかったもんなあ。」

サムス「・・・あは。」

ルイージ「あは、じゃないぞ。ダイエットで食事減らしても、深夜に食べたら意味ないぞ」

サムス「わかってはいるけどね。」

ルイージ「ところでサムス。この時間にキッチンに来るのは、今回が初めてなのか?」

サムス「数日前からなの・・・・」

ルイージ「ふむ・・・。そうか」

サムス「どうかしたの?」

ルイージ「いや、実は、レイカさんに深夜にお化けが出るから駆除してほしいって言われてたんだ。そのお化けの特長は、

      髪が肩ぐらいまでで、大柄な感じで多分女性、だそうだ・・・」

サムス「それって私の事よね、きっと」

ルイージ「しかし、お化けの正体がサムスだったとはねえ・・・」

サムス「あ!お願い!私が夜中につまみ食いしてたって事は黙ってて!・・・お願い」

ルイージ「うーん・・・しかし、レイカさんには何て言ったらいいか・・・・」

しばらく考えていたルイージだったが・・・

ルイージ「そうだ。いい事思いついた。もちろん“お化け”の正体がサムスだったって事は言わないよ」

サムス「ありがとう!」

ルイージ「その代わり、明日からは、食事はしっかり食べろよ」

サムス「はーい・・・・」


翌日。

朝食を済ませたルイージは、レイカに呼び出された。

レイカ「どうだった?お化けの駆除できた?」

ルイージ「駆除は出来ませんでしたけど、追い払う事はできました。多分、再び来る事は、ないと思います」

“お化け”の正体(?)はサムスだったので、もちろんウソである。

レイカ「ありがとう!感謝してるわ!」

ルイージ「ただ・・・・実は昨夜追い払ったお化けは、リッチヤプーだったんですよ(もちろんウソである)」

レイカ「リッチヤプー?なにそれ」

ルイージ「捕獲すると、コインや宝石等を大量に落とすお化けなんです。」

レイカ「やだ、どうして捕まえてくれなかったの?」

ルイージ「捕獲は無理ですってば。お化け捕獲道具(オバキュームとゲームボーイホラー)が なかったんですから」

レイカ「また現れるって事は、ないかしら・・・・」

ルイージ「ないと思いますよ。一度逃げたら2度と現れない種類のお化けですから」

レイカ「・・・残念だわ」

ルイージ「まあまあ。お化けを追い払えたんだから、いいじゃないですか」

レイカ「・・・・・・・・・・・・・うーん・・・・・それもそうねえ・・・・」

レイカは、そうは言うものの、とても残念そうだった。


少し離れたところから、ルイージとレイカのやりとりをサムスが見ていた。

「ごめんね、ありがとうルイージ・・・」と、つぶやきながら。


<おわり>

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

スマデラ小説、今回は寮の中の舞台裏話です。


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