場所は闘技場の中。

デレックは剣を携えて立っていた。

そして彼の前には、対戦相手として若い男性の剣士が立っていた。彼もデレックと同じくMii種族だった。

彼らの間に審判がいる。そして審判はこう言った。

「これより、Bブロック第3試合を始める!」

そしてデレックの方に手をかざし、

「選手、デレック!」と言った。

デレックは軽く礼をした。

審判は、今度は対戦相手に手をかざし、

「そして、選手コンラッド!」と言った。

名前を紹介された対戦相手の男も、軽く礼をした。


「試合時間は15分。時間が来ても勝負がつかない場合は判定になります」

審判が説明をした。

もちろん15分以内に勝負が付いたら、そこで試合は終了である。

審判はデレックとコンラッドの間に立ち、白旗を下に降ろした。

そして「始め!」と号令をかけ、白旗を上に揚げた。

いよいよ試合開始である。


ジャッ、ジャッ、と音を立て、2人の剣は鞘から抜かれた。

そして剣先をお互いに向ける。

すぐに攻撃はせずに、しばらくは様子見の2人だったが、

やがてコンラッド側が先手打ちのごとく勢いよく剣を突き出したが、それをデレック側が払いのけた。

キィーン!

「!」

そしてその勢いのまま、デレックは一歩前方に出、剣の刃部分全体で横向きに押し倒すかのごとく、力強くコンラッドの身体を薙ぎ払った。

「うわっ!」

それによりコンラッドは激しく転倒した。それと同時に鈍い音もした。

直後、ガラン!と音がした。剣が地面に落ちる音だ。

起き上がったら、まずは剣を拾うだろうから、その次の攻撃は-----と、デレックは考えていたが。


コンラッドは倒れたまま、起き上がらなかった。

「・・・!?」

今の衝撃で、気を失ったようだ。


審判は、コンラッドが起き上がらないのを確認すると、デレックの方に旗をかざし、

「勝負あり!勝者デレック!」

と、判定を下した。


通常なら、勝敗が決まると観客席から大きな歓声がわくのだが、

観客席は、盛り上がるところか、静かになった------


しばらくして、担架が運ばれてきた。

その担架は、倒れたままのコンラッドを乗せると、闘技場に設置している医務室へ向かって行った。


こういった戦いでは、対戦相手が大怪我を負ったり担架で運ばれていったりするのは珍しくない。

なのでデレックは、そのまま闘技場から出たのだった。


観客は、ザワザワし始めた。

-----おい!デレックのヤツ、相手を一撃で倒したぞ!

-----やはりスマブラに出た者の実力なのか!?

-----あいつやはり、こんな所に出場するなんて場違いなんだよ!

・・・など、好き勝手な事を言っていた。



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