“謎のMii軍団”の正体を調べるための作戦は、以下の通りだ。
まずは、明後日行われるバトルで、リンクの『百人組み手』が開催されるのを待つ。
その『百人組み手』が行われるステージが設置されたら、ステージ脇の影で待機する。
『百人組み手』が始まり、リンクの攻撃により“謎のMii軍団”が数名ステージアウトしたら、
それを追う形で、ミセラとコンラッドとイサムもステージの下方に向かって飛び降りる。
あとは下方で移動していく“謎のMii軍団”の者達を追いかければ、待機場か何かにたどり着けるのではないか。
・・・大雑把に言うと、こんな感じであった。
リンクが『百人組み手』をする日がやってきた。
予定通り、ミセラとコンラッドとイサムは、バトルステージの脇で待機している。
彼らは普段バトルで着るノーマルスーツを着ていた。
一目でMiiファイターだとわかるためでもある。
ただ、何らかの形で同時に両手を使う事もあるかもしれないので、
ミセラは今は、アームキャノンを装着していない。
その日にバトルを行わないファイターがバトルステージに入るのは禁止なのだが、
バトルステージ脇にいるだけなら問題はない。
同様にバトルステージの下方に行くのも問題ない・・・はずだ。
Leady GO!
バトル開始のアナウンスが流れ、バトルステージ上方からバラバラと“謎のMii軍団”が、舞い降りてきた。
リンクは次々と回転斬りで、現れた“謎のMii”をぶっ飛ばしていく。
現在バトルステージ脇で待機しているMiiファイター達だが、バトル中は気を付けなければいけない。
というのも、吹っ飛ばされた側が、どの方向に飛んでいくかは、予想が付かないのだ。
バーン!という音と共に、1人の“謎のMii”が、待機しているMiiファイター達の方に飛んできた。
もちろん、リンクに吹っ飛ばされたのである。
「うおっ!?」
「わっ!」
「きゃあ!」
とっさに飛んできた“謎のMii”をよける3人だったが-----
飛んできた“謎のMii”側も、受け身を取る姿勢を取り、足場に着地した。
そして慌てて引き返すと、バトルステージには戻らずに、ステージの下方に落下していった。
「なんだあれ・・・」
「『吹っ飛ばされた=倒された』という事になるから、ステージに戻らずに下方に落下したのかな・・・」
「戻らないんだ・・・」
そんな“謎のMii”を見ていたMiiファイター達だったが・・・
「そろそろ・・・かな」
ミセラがつぶやいた。
「そうだな。そろそろ下方に行ってみるか」
コンラッドがバトルステージの様子を見ながら言った。
「・・・行くぜ・・・!」
イサムがそう言うと、「せーの!」という掛け声と共に、3人はバトルステージの下方へ落下していった。
バトルステージ下方で、こんな話のやり取りがあった。
先程Miiファイターの3人と、ぶつかりそうになった“謎のMii”が、
他の“謎のMii”と合流して、こう言ったのだった。
「今日、Miiファイターが出場するバトルってあったっけ?」
そんな言葉に対して、別の“謎のMii”が、
「なかったと思うぞ。少なくとも組み手するファイターは、今日はリンク1人だけだし」
と返したのだった。